エボラ出血熱関連

2014年1月16日木曜日

新型インフルエンザの脅威

インフルエンザは、一度罹患すると体内で抗体が作られます。また、予め到来が予想されるインフルエンザのワクチンを接種することで、同様の効果が期待できます。
ところが、2009年に日本でも流行した新型インフルエンザとは、これまで誰も罹患したことがなかった新しいウィルスによるものであったために、この対策がとれませんでした
これまで判明している人に感染する新型インフルエンザウィルスの”変異パターン”は、3つあります。
1つ目は、鳥インフルエンザとヒトのインフルエンザに感染した豚の体内でウィルスが合成され変異するパターン。
2つ目は、ヒトの体内で鳥インフルエンザウィルスとヒトのインフルエンザウィルスが合成され変異するパターン。
3つ目は、ヒトの体内で鳥インフルエンザウィルスが独自に変異するパターン。
昨今、東アジアでも鳥インフルエンザによるヒトの死亡例がいくつも報告されています。これは未だ鳥インフルエンザが一次的に感染して死亡した例であると思われますが、ヒトからヒトへの感染によって、明らかに変異したものであれば、瞬く間に海を超えてくるでしょう。一般的なインフルエンザの潜伏期間は、1~2日程度です。この時間があれば、アジアから日本に帰国することは十分可能ですね。長くても4~5日程度です。ところが、新型インフルエンザの潜伏期間は、1~7日とずいぶん開きがあります。この期間に他の人に感染させてしまうリスクが高まります。この潜伏期間を見ても、新型インフルエンザの脅威と言えますね。